事例インタビュー
AI顧問

契約から2週間で新規事業確立。AIを起点とした事業展開ストーリー

2026.10.05

エクスブレインズジャパン株式会社様は、2006年の設立以来、電子書籍配信システムの企画・開発・運営をはじめ、システム開発、インフラ構築、保守運用・監視、サイバーセキュリティ診断を手がけてこられ、ここ12年は金融・決済系システムの開発マネージメントから構築・保守まで幅広い業務にて活動されています。

その同社は、AIを起点とした事業へ活動の幅を広げるべく、2026年9月にCAIO(最高AI責任者)という役職を新たに設けられました。

弊社・合同会社Stegが同社のAI顧問に就いたのは、2026年6月1日です。AIを起点とした新規事業の一件目が動き出したのは、そこから2週間後のことでした。

ここに至るまでの経緯を、代表取締役の中村仁一様に伺いました。

Web黎明期の経験

中村様がAIに関心を寄せてきた背景には、ご自身の過去の経験がありました。

── AIについては、以前から関心をお持ちだったと伺っています。

中村様: Webがまだ一般に広まる前から、その技術を学んで、事業に展開していた時期がありました。ただ、早すぎたんですね。波が来る前に手を引いてしまう部分がありました。それから何年かして、Webは誰もが使うものになった。

中村様: 今のAIには、あのときとよく似た手触りがあります。理屈で説明できるものではないのですが。

中村様: なので今度は乗り遅れず、自分の感覚を信じてみようと思いました。

── とはいえ、すぐに動き出せたわけではない。

中村様: 情報そのものは入ってきます。ただ、それを自社の事業として動かすとなると、社内に人がいませんでした。何をどう使えば成果になるのか、そこを判断できる人間です。

中村様: やりたいことは頭の中にありました。そこから先の一手が、どうしても打てなかった。

契約の前に、動くものが出てきた

インタビューに答えるエクスブレインズジャパン株式会社 代表取締役 中村仁一様

顧問契約に先立って、一度打ち合わせをしました。

── 最初の打ち合わせでは、どのような話をされたのでしょうか。

中村様: 会社の現状と事業の中身、これからどうなっていきたいか。それから、目先AIで何がしたいか。ひととおりお話ししました。当時、人がすべて対応しようとすると業務量が多すぎて、手が回りきらない仕事があったんです。そこをシステムにできないか、という話をしました。

── そのあと、何が起きたのですか。

中村様: その翌日だったと思います。「こういうことですか」と、動くものが出てきました。想像していたものを大きく超えていた。正直、感動しましたね。

── まだ契約前の段階ですね。

中村様: そうです。しかもその数日後には、別の会社にお願いして同じような制作を進める契約を交わす予定でした。あの数日がずれていたら、まったく違う結果になっていたと思います。

── 決め手はどこにありましたか。

中村様: 「AIをやります」という会社はいくらでもあります。営業のご連絡も、毎日のように届きます。違ったのは、こちらが何をしたいのかを正確に受け取って、それをその場で形にされたこと。それに、技術の話だけで終わらなかった。経営の話ができる相手でした。

中村様: 最後は、この人と長く付き合えるかどうか、というところだったように思います。

契約から2週間で、一件目が動いた

2026年6月1日、AI顧問としての契約が始まりました。

── 契約後は、どのようなことを進めてこられましたか。

中村様: はじめは社内向けシステムです。そのあと、会社としてどちらに進むかという話になりました。うちは金融系システム開発やSESを主軸にやってきましたので、AIを起点とした事業に広げるとなると、今どんな取引先やお客様がいて、そこに何を持っていけるのか。整理するところから一緒に考えてもらいました。

── そこから、具体的な動きが出るまでは早かったと伺っています。

中村様: 棚卸しをしていく中で、長くお付き合いのある方に、AIを使った業務改善をご提案できるのではないか、という話になりました。新しい取引先を探すのではなく、すでに関係のある方のところへ、中尾さんの持っている知見をそのまま持っていく形です。

中村様: 実際にお持ちしたら、一緒にやりましょう、と。契約から2週間ほどでした。

── 早いですね。

中村様: 早かったです。もっとも、その場で金額まで詰めたわけではありません。まずはどのような価値が提供できるかというのを実際にお見せするところから入りました。

中村様: これまでの受託とは入り方が違います。こちらから持っていって、必要だと思ってもらえた。AIを起点とした事業の一件目が、この形で動き出しました。

商談の場から、会社の看板まで

取り組みは、当初のシステム開発だけにとどまりませんでした。

── どこまで一緒に進めていらっしゃるのでしょうか。

中村様: 資料をつくって、商談にも同席してもらって、お客様とのやり取りまで見てもらっています。顧問という言葉から想像する距離ではないですね。

中村様: 方針が固まってきたところで、会社全体のリブランディングの提案を受けました。ロゴやWebサイトを一新し、メインの事業軸も転換しました。

── 日常的なやり取りでは。

中村様: AI関連のニュースや、実際に使って効いた方法を、その都度共有してもらっています。動きの速い領域ですから、そこを任せられるのは大きい。

── 数か月ご一緒されて、いかがですか。

中村様: やりたいと思っていたことのピースが、これで揃いました。技術を持つ人間はいます。お客様もいます。進みたい方向も見えていた。それでも動かなかったのは、AIの領域で判断ができて、それを形にした上で経営の話までできる人間がいなかったからです。そこが埋まりました。

受ける側から、つくる側へ

── これから、何を目指していかれますか。

中村様: まだまだAIが浸透しきっていない現場や領域はたくさんあります。弊社はこれまでシステム開発の側面でビジネスや業務をより便利にするお手伝いをしてきましたが、AI技術の発展によってさらに発展の余地があると考えております。

中村様: 「そもそも何ができるか」ということを伝えるところから必要になるので、まずは現状を見させていただく。そして足元が固まってきたら、そこから扱う領域を広げていければと思っています。

そして、CAIO設立へ

── 中尾にCAIOを打診されたのは、どういうお考えからでしょうか。

中村様: 顧問をお願いしていた頃から、社外の人という感じがしませんでした。当事者意識を持って、中の人間と変わらない動き方をしていましたから。それが続いていたので、正式に中に入ってもらったほうが自然だろうと。それでお声がけしました。

── 役員として、何を期待されますか。

中村様: 会社が向かう先を同じ目線で見ながら、事業をつくっていってほしいと思っています。AIを起点にどこまで行けるのか、一緒に見てみたい。

2026年9月4日、弊社代表の中尾圭吾は、エクスブレインズジャパン株式会社のCAIO(最高AI責任者)に就任しました。同社が新たに設けた役職です。

── この度は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

AI技術支援・ソフトウェア開発はStegにお任せください。

Stegは、AI技術を使用した社会実装やAI活用研修、Webアプリケーション開発やモバイルアプリケーション開発において、ヒアリングからご提案、開発、運用までを一気通貫にご支援します。 工数やご予算も、初期段階から透明性のある形でご提示。 パートナーとして、安心してお任せいただける体制を整えています。

お問い合わせはこちら
Stegフォト サービスイメージ

質の高いメディア素材を、Stegフォトで。

Stegフォトは、SNSやWebサイト、広告、パンフレットなど、あらゆる場面で活用できる高品質な写真・映像を撮影するサブスクサービスです。 事前のヒアリングから撮影・編集までをワンストップで対応し、目的や使用シーンに最適なビジュアルをご提案。 企業やイベント、採用広報など、多彩な実績と柔軟な対応力で、伝わるクリエイティブをお届けします。

詳細はこちら