登壇レポート

【Qiita Bash】AIを使った新しい開発フロー に登壇しました

2026.02.13

こんにちは、合同会社Steg 代表の keigo (@Kspace_trk) です。

先日、Qiita株式会社が主催するオフラインイベント「【Qiita Bash】AIを使った新しい開発フロー」に、登壇者の一人として参加してきました。

当日のセッションは、Qiita 公式 YouTube チャンネルでアーカイブ公開されています。

【#QiitaBash】開発ステップを細分化する、破綻しないAI開発体制 - YouTube アーカイブ

Qiita Bash とは

Qiita Bash は、日本最大級のエンジニアコミュニティ「Qiita」が定期的に開催する、ユーザー参加型のオフライントークイベントです。毎回のテーマに沿って、現場のエンジニアが熱量高く語り合う「リアルトーク」の場として位置付けられています。

今回のテーマは「AIを使った新しい開発フロー」。デザイン・コードレビュー・テスト・ドキュメント生成といったあらゆる開発フェーズで、AIが「パートナー」として機能し始めた今、どこまでをAIに委ね、チームレベルでどんな運用ルールを設計すべきか — そんな問いを軸に、6名の登壇者がそれぞれの実践知を持ち寄りました。

2026年2月13日(金) 18:30 より、新宿の 42 Tokyo を会場に開催されました。ハッシュタグは #QiitaBash です。

登壇内容

開発ステップを細分化する、破綻しないAI開発体制

私のセッションでは、AIを開発フローに取り込んだ際に "破綻しない" 体制をどう作るか、というテーマでお話ししました。

AIは「自然言語をコードに変換するトランスパイラー」

まず前提として、AIによるコード生成を「自然言語をコードに変換するトランスパイラー的な存在」と位置付けました。従来のトランスパイラーや minify、Tree Shaking といった工程は信頼度が高い一方で、AI生成コードの信頼度はまだその水準には届かない。ただし、"一定の閾値は超えた" 段階にあると見ています。

仕様駆動開発の理想と現実

AIが閾値を超えたことで、「仕様書を王様にする」仕様駆動開発(Spec-Driven Development)の考え方が広まり始めています。一方で、"コードに変更があるたびに常に仕様書を更新する" という理想形は、現時点ではまだ現実的ではない、というのが正直な感覚です。

提案:オプトインで取り入れるアプローチ

そこで、現場で破綻しないために提案したのが、仕様駆動開発を "オプトインで" 取り入れるアプローチです。具体的には次の4点を意識しています。

  • コードの源泉を仕様書にする
  • タスクをモジュールレベルまで適宜小さく分割し、信頼度向上のために粒度のルールを設ける
  • 常に仕様書を更新し続ける
  • "コードが王様" の発想を崩さない(AI生成に使った仕様書はそのまま再利用しない)

例えば「readlineインターフェースを作成する createReadlineInterface 関数」のように、関数単位の仕様まで分解することで、AIに渡す入力の信頼度を高められます。一方で、これだけ細かくすると今度は「人間がついていけない」という別の課題が出てきます。

ボトルネックは "人間" — チームへの伝え方

この粒度感をチームに共有するためには、開発概要を Figma / Markdown / Mermaid / Remotion など、相手が理解しやすいフォーマットで翻訳して提示する "ホスピタリティ" が欠かせません。論理立てて伝えるための表現手法や技術を、エンジニア自身が学んでいく必要があると感じています。

まとめ

セッションの結論は、次の3点に集約しました。

  • ボトルネックは人間 — 人間に対してはホスピタリティを発揮する
  • AIに対しては要件を明瞭に — 小さく分割した仕様を提供する
  • 「仕様駆動開発オプトイン × タスク分割 × ホスピタリティ」で、最高のチーム開発ライフを

他の登壇者の方々

当日は、私を含めて6名の登壇者によるLTセッションが行われました。それぞれ違う角度からAI開発フローを語る、非常に密度の濃い時間でした。

  • KentaroWada さん / AIとペアデザインしてみて得た学び
  • wanglr1980 さん / AI時代の開発フロー革新
  • keigo(中尾圭吾) / 開発ステップを細分化する、破綻しないAI開発体制
  • もっくま さん / Kiro Tips & Tricks
  • くらっち さん / CC Workflow Studio によるワークフロー作成
  • koshin_tokyo さん / 生成AIによるUI開発の効率化

おわりに

AI開発フローというテーマは、現在進行形で答えが更新され続けている領域です。今回のように、現場で実際にAIを運用しているエンジニア同士が直接話し合える場は、知見のキャッチアップという意味でも、自分の考えを言語化して整理するという意味でも、本当に貴重だと感じました。

貴重な登壇の機会をいただいたQiita運営の皆さま、当日参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました!

AI技術支援・ソフトウェア開発はStegにお任せください。

Stegは、AI技術を使用した社会実装やAI活用研修、Webアプリケーション開発やモバイルアプリケーション開発において、ヒアリングからご提案、開発、運用までを一気通貫にご支援します。 工数やご予算も、初期段階から透明性のある形でご提示。 パートナーとして、安心してお任せいただける体制を整えています。

お問い合わせはこちら
Stegフォト サービスイメージ

質の高いメディア素材を、Stegフォトで。

Stegフォトは、SNSやWebサイト、広告、パンフレットなど、あらゆる場面で活用できる高品質な写真・映像を撮影するサブスクサービスです。 事前のヒアリングから撮影・編集までをワンストップで対応し、目的や使用シーンに最適なビジュアルをご提案。 企業やイベント、採用広報など、多彩な実績と柔軟な対応力で、伝わるクリエイティブをお届けします。

詳細はこちら